TS5130が2017年秋に発売されました。2016年の秋に発売されたモデルです。ここでは両モデルの比較にしぼって述べてみます。TS5130とTS5030の大きなちがいはインクの色数と給紙方式の2点です。
購入前にチェックしておくちがいは2つです。なおTS5130はTS5030の後継モデルのように思われますが、系統が異なるモデルのようです。
ちがいその① インクの色数とカートリッジ方式
TS5130 | TS5030 |
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インクの色数…4色 BKのみ独立 他の基本3色は一体型 |
インクの色数…5色 5色独立 |
対応インク…BC-340/341
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対応インク…BCI-370/371 5MP
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大容量インク…有 | |
L判写真一枚(フチなし)…約19.5円 | L判写真一枚(フチなし)…約15.1円 |
互換インク…発売済 | 互換インク…発売済 |
TS5130では、4色インク対応で、色数が少ないです。2017年度の新モデルの序列は、6色対応でその下位の機種は4色と境界線がはっきり引かれたようで、中間の5色対応モデルがなくなりました。以前から5色モデルは「微妙だな…」とレポート&レビューしていましたが、ユーザーのとまどいをキヤノンが察してくれたのか、「微妙な5色」というモデルがなくなりました。6色のカラフルなモデルと、4色の基本カラーのモデルだけになり、格付けがはっきりしたわけです。
要するに、「カラープリントはインク費がかさんでもよいので、できるだけ美しい方がよい」というこだわるタイプの人は6色モデルを選べばよいし、一方では「吾輩は4色で十分! インクコストを抑えたい」「とりあえず年賀状を!」こんな人は4色モデルを選べばよい、ということなんです。
ちがいその② 給紙方式
TS5130では、前面トレイ(100枚収納可)がついていますが、TS5030は背面トレイのみです。前面のカセットを引き出して用紙をセットすることはできません。この点ではTS5130に軍配が上がるでしょう。
TS5130 | TS5030 |
---|---|
前面トレイ…○
(100枚) |
前面トレイ…× |
背面トレイ…○ |
その他のちがいは?
その他の細かい差異としては、TS5130の本体がやや大きめなど、サイズのちがいがあります。また、TS5130のほうが、パネルがわずかに小さく2.5インチになりました。昨年度の旧モデルであるTS5030は3.0インチと少し大きいです。パネルは大きい方が使いやすいので、やや小さくなった分少々の使用感の違いを感じるかもしれません。なお、新旧の両モデル共、タッチ方式ではないのでスマホのような操作感はありません。
また、以下はスペックのちがいとなりますが、TS5130はSDメモリーカードに非対応。たとえば、SDカードの画像データを直接プリンターから出力することはできないので、パソコンを経由する必要があります。それともう一点は、TS5130のほうが印刷コストがやや高めというちがいもあります。ですが、これら二点はPCや互換インクの使用でカバーできると思います。
まとめ
4色カラーで十分という人は、若干本体が大きめ(横はばが5センチばかり大きい)になりますが、インクがシンプルなTS5130(2017年モデル)が良いと思います。また、たとえば、本だなにプリンター本体を収納してインテリアの一部として使いたい人には、前面に給紙トレイがないと不便すぎるので、TS5130が合うと思います。給紙トレイにこだわりがなくてインク色数は5色のほうがいいという人は、TS5030(2016年モデル)が良いでしょう。