こんにちわ。家電ライター&複合機マニアのジョニです。2018-19年モデルのTS8230と一代前のTS8130は、どこがちがうのでしょうか。
主な変更点といえば、本体カラーや形状などのデザインが一新されたことです。本体の基本スペックは同等です。

目立つ大きな変化と言えば、デザインのみなんです。
「なーんだ」と思ってしまいますが、デザイン以外にもちがいが何点かありますので、以下にまとめていきますね。
TS8230のウリは本体デザインはこれまでに増してプレミアムな点にあります。全体的にマイナーチェンジとはいえ、デザインの刷新は素晴らしいと思います! TS8130よりワンランク上のインテリアが部屋に映えるでしょう。
TS8230/TS8130 比較 | ||
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型番 | TS8230 | TS8130 |
発売日 | 2018年9月 | 2017年9月 |
外観 | ![]() |
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用紙 | L判~A4 | |
インク | 6色独立型(染料+顔料) | |
対応インク | BCI-380/381 | |
印刷コスト | 約19.1円 大容量インク使用時 | 約19.1円 標準インク使用時 |
印刷スピード(L判写真) | 約18秒 | |
印刷スピード(A4普通紙) | カラー…約10.0ipm/モノクロ…約15.0ipm | |
解像度・画質 | 4,800×1,200dpi | |
対応OS | Windows Mac OS X | |
対応ネットワーク | Wi-Fi(無線LAN)※有線LANは非対応 | |
コピー | ○ | |
ファクス・ADF | × | |
スキャナ | ○ 2400dpi CIS | |
パネル | 4.3型TFT液晶 タッチ方式 | |
自動両面印刷 | ○ | |
スマホプリント | ○ | |
メモリーカード印刷 | ○ SDカードのみ | |
PIXUS クラウドリンク | ○ | |
自動電源ON | ○ | |
手書きナビ | ○ | |
BD/CD/DVDレーベルプリント | ○ネイル対応 | ○ |
カメラダイレクト | ○ Wireless LAN | |
給紙方式 | 前面と背面の2way方式 | |
給紙枚数 | 前面…普通紙100枚 背面…普通紙100枚・ハガキ40枚 | |
スマートトレイ | ○ 排紙トレイ自動伸縮 | |
本体サイズ (横幅×奥行き×高さ) | 約373×319×140(mm) | 約372×324×139(mm) |
本体重さ | 約6.6㎏ | 約6.5㎏ |
デザイン以外のちがいは? プリントの楽しみ方が多彩になったこと。
その①
「ましかく写真」の用紙サイズの対応範囲が増えました。「127×127㎜」のスクエア用紙だけでなく、「89×89㎜」のスクエア用紙にも対応するようになりました。スクエアな用紙で印刷する予定のない人には、あまりメリットはないでしょう。
その②
また、PCで好きなデザインを設定し、それをネイルシールにして楽しめる機能が追加されました。専用のシール(「ネイルシールプリント」)は本体からやや遅れてキヤノンから発売予定です。
ちょっとだけ増えた新機能で、プリントのバリエーションが増え、プリントの楽しみの範囲が広がったと言えるでしょう。


その③
また三点目として、これはキヤノンの窓口に問い合わせてわかったことなんですが、TS8230は超極薄のマグネット用紙に対応するようになった点も挙げられます。
オフィスや学校や塾で、印刷したマグネットシールをホワイトボード等にぴったっとはる用途に使えますが、使用場面は限定的になるでしょう。
細微なちがいは? 印刷コストが若干異なること。
上の表にあるように新旧両モデルでは、なぜか印刷コストが異なります。
ちなみに、どちらも対応インクの型番は同じ、BCI-380/381の6色インク(顔料ブラック+染料5色)のキヤノンでは最新のインクを使用します。キヤノン発表のスペックデータによると、同じインクを使用してもコストが異なってしまうようです。実用面では、実感できないので、この点はスルーしていいと思います。
2018-19年末年始にお得なのはTS8130!
できるだけハイスペックできれいな写真が印刷できればいい!という人なら、印刷画質からスピードに至るまで、両モデルはまったく同等なので、旧モデルのTS8130に決まりです。例年の型落ちした複合機の値動き通りなら、2018年末に向けて徐々に安くなっていくので、値動きを注視しておき、「底値買い」するのもアリだと思います。
ただし在庫が少なくなると、かえって一年前のモデルのほうが高くなるという逆転現象が発生するので、買い控えもほどほどにしましょう。
2018年9月現在では、TS8230は発売直後のため3万円台。一方のTS8130は1万円半ばくらいなので、価格面ではTS8130がはるかにお買い得になります。なお、「PIXUSトークプリント」というLINEのトーク画面上から直接プリントできるキヤノンの新サービスは、TS8130でも受けられますので、とどのつまり実用面での差は、『ネイルアートのシールやマグネットシールが作れるか』という一点のみになります。
まとめ
TS8230(新モデル)とTS8130(旧モデル)の基本スペックはまったく同じ。
ちがいは以下の二点のみです。
①デザイン
②ネイルシールやマグネット用紙など印刷バリエーションが多いのは、新モデルのTS8230

TS8230 の互換インクでおすすめは?
これは朗報になりますが、BCI-380/381の純正インクに大容量サイズが発売されました。今までは標準サイズのカートリッジしかなく、コスパが良くありませんでした。高額なインクを買ったばかりなのにごっそり減るという感じでした。大容量なら少々値段的にお得で、今までよりも長く使えます。
さらには、インクのチップスなどの有力サードパーティーから、対応互換インクが2018年9月に発売されています。こちらは純正の大容量よりはるかにお得で、その1/2程度まで印刷コストを減らすことができます。互換インクを使えば新モデルのTS8230、旧モデルのTS8130のいずれを選んでもインクはずいぶんお得に使えそうです。