こんにちわ。家電ライターのジョニです。
2018年の2月にIP2700の後継モデルとして、TS203が発売されました。キヤノンのサイトから直で購入すると7430円と激安です。
Amazonや楽天、家電量販店となるとここからさらにディスカウントされるので、本体価格は一段と安くなるでしょう。ジョニの場合、同程度の価格であったIP2700を4000円台で購入しました。
結論から言うと、本体価格は他のモデルよりぶっちぎりに安く購入でき、お得です。
特に、現在お手持ちのプリンターが故障するなど、急場しのぎのプリンターが欲しい…、この書類を今すぐプリントアウトしたい!という方にはまちがいなくおすすめです。お手持ちの故障に備えて「備蓄」しておくのもアリだと思います。
TS203に何か問題点はある?
本体価格が安いだけに、当然ながらキヤノンの標準的な家庭用モデルよりスペックダウンします。また、ウェブ上の画面やwordやexcelなどのデータのプリントアウトがメインの用途で、コピーやスキャンはできません。要するに複合機ではないわけです。
また、ファックスやADFなども付いておらず、「自動電源ON」や「タッチパネル」といった便利機能も非対応です。
ここは購入前に知っておきたいポイントです。
インクを2セット買えば本体価格を超える¥?
以上はすでにみなさんご存知かと思いますが、その他に一点問題があります。
それは、インクです。
TS203の場合、ブラック(顔料)は独立していますが、
たとえばイエローとマゼンタとシアンの3色(いずれも染料)は一体型になっているため、イエローかなり残っている状態でも、シアンとマゼンタが消費されれば、残りのイエローはむだになり、コスパが悪くなるという問題点があります。
純正インクだとそれぞれ2700円前後なので、けっこう高いです。本体を安く買って、徹底的にコストを削ろうとしている方にとっては、お得感がまったくないと申しますか、インクの交換コストが、本体価格と同等になるというばかばかしいことになってしまいます。
TS203の場合、この一点に問題点が集中する と言ってよいでしょう。
TS203のインクコストを下げる方法は?
TS203のインク費用も下げるには互換インクを使うのがおすすめです。
注入が少々しんどいのですが、ボトル式の詰め替えインクが最もコスパが良いです。
100均の粗悪インクを使うと本体までも壊れてしまうので、できるだけ品質のいいもの(信頼の置ける互換インクメーカーとして筆頭に挙げられる)を紹介しておくなら、チップス社から詰め替えタイプのものが発売されています。
詰め替えには、少々手間がかかりますが、これでコストを1/4程度にカットできます。
プリンターは買いたくないが一時的に必要になった場合など、とにかく費用を抑えたい場合なら、TS203+チップスの詰め替えボトル式インクがコスパ最高となるでしょう。
詰め替えに少々の手間がかかるのは覚悟しなければなりませんが、安全・最安のコスパが得られます。