エプソン(EPSON)の新モデルEP-713Aと前モデルEP-712Aの違いは?
家電ライターのジョニです。こんにちわ。
EP-713Aは、前モデルEP-712Aとどこが変わったのかを調べてみました。
EP-713Aは、2020-21年の最新モデル、EP-712Aは、2019-2020年モデルです。
EP-713Aは、エプソン家庭用モデルの中で6色インク対応、カラー写真の鮮やかなモデルです。家庭用モデルの中では3番手のローエンドモデルです。
本体カラーラインナップはホワイト1色のみで、外見も差異が見られません。おそらくはスペック面でも差異がなく最近の家庭用プリンターに多いマイナーチェンジかと思います。
まずは、表組で基本スペックを比較してみましょう。左が最新モデル、右が以前のモデルです。
(スマートフォンでは、左右にスクロールするか、画面を横向きにすることで、表全体が見られます。)
型番 | EP-713A | EP-712A |
---|---|---|
外観 | ||
最高解像度 | 5760×1440dpi | 5760×1440dpi |
インク色数 | 6色染料 独立 | 6色染料 独立 |
対応インク | サツマイモ(SAT) | サツマイモ(SAT) |
パネル | 1.44型ボタン方式 | 1.44型ボタン方式 |
インターフェース | 無線LANのみ(有線は非対応) | 無線LANのみ(有線は非対応) |
給紙方式 | 前面トレイ1段・背面なし | 前面トレイ1段・背面トレイなし |
給紙枚数 | A4…100枚 ハガキ…40枚 | A4…100枚 ハガキ…40枚 |
自動電源ON・OFF | ○(OFFのみ) | ○(OFFのみ) |
自動両面印刷 | × | × |
レーベルプリント | ○ | ○ |
ダイレクトプリント | USB…× メモリーカード…〇 | USB…× メモリーカード…〇 |
コピー・スキャナ | 〇 | 〇 |
ファクス・ADF | × | × |
印刷コスト(大容量) | × | × |
印刷コスト(標準) | 約29.5円 | 約29.5円 |
印刷速度(L判) | 17秒 | 17秒 |
横幅×奥行×高さ | 約390×338×163㎜ | 約390×338×163㎜ |
重さ | 約5.9㎏ | 約5.9㎏ |
案の定、基本スペックの差異はないようです。
もしかして…。EP-713AとEP-712Aって、同じプリンターなの?
では、EP-713Aと前モデルEP-712Aの何が違うのか?
EP-713(EP713)とEP-712のちがいはないのでしょうか?
以下の2点のみ、細部の違いがあるようです。
①新モデルEP-713Aは、「Bluetooth® LE」により、プリンター本体とスマホの接続設定がより簡便に行えるようになった。
②新モデルEP-713Aでは、正方形(スクエア)規格の用紙にも対応するようになり、プリントのバリエーションが増えた。
初期設定の方法が簡便になった点と、対応する印刷用紙が増えたという点の2つです。
この点と型番の違いを除くと、両モデルは同一のモデルということになります。
最近のプリンター(複合機)事情をご存じではなかった皆様はいささかびっくりされたかと思います。
2020年の情勢が情勢だけに仕方がないのかもしれませんが、近頃の家庭用プリンターによくある典型的なマイナーチェンジです。
本体を安く買いたい方は前モデルのEP-712Aを購入するとよいでしょう。
2020-2021年の年末年始であれば、その時々の売り場の状況にもよるかと思いますが、
Amazonでは、前モデルのほうが1万円程度安く購入できる場合がありますので、
「とにかく安く買いたい!」という方は、前モデルがおすすめです。
上位モデルEP-813AとEP-713Aのちがいは?
上位モデルであるEP-813AとEP-713Aの主なちがいを挙げると以下の2点になります。
①EP-713Aは自動両面印刷に非対応。
②EP-713Aのほうがパネルが小さく操作感が劣る。共にボタン方式であるが、EP-813は2.7型、EP-713は1.44型の差がある。また、EP-713Aは自動電源がOFFしか対応していないため、スマホ印刷したいときに本体の電源をONにしてから…という手間が必要になる。
どちらも6色インクの写真印刷が鮮やかなモデルですが、EP-813(過去記事)のほうが操作感覚にすぐれています。データ上の印刷コストについては若干高めですが、カラー写真を大量印刷する予定がなければ、あまり気にする要素ではないと思います。逆にどんどん印刷したい人であれば、インク代がかさんでしまうので、2ランク上のモデルになりますが、一枚当たりの印刷コストを抑えられるEP-883(過去記事)のほうがおすすめです。
くわしくは、過去記事をご参照ください。