みなさんこんにちわ、家電ライターのジョニです。
エプソンの2023-24年モデルのEP-886A(EP886A)は、一代前の旧モデルEP-885A(EP885A)からどこが変わったのかを調べてみました。
※EP-886Aは、2023-24年モデル(最新のモデル)、EP-885Aは、2022-23年モデル(一代前の古いモデル)です。
EP-886Aは、エプソンの家庭用の人気モデルです。6色独立インクで、多彩なカラープリントが楽しめ、コンパクトな本体は省スペース。インテリアに溶け込むデザインがウリです。
見た目や本体カラーが3色ラインナップなのは同じですね。ホワイトがマット(つや消し)で、ブラックとレッドが光沢で、好みに合わせて選べるのはいまや常識になっています。では、基本スペックを見てみましょう。
(スマートフォンでは、左右にスクロールするか、
画面を横向きにすることで、表全体が見られます。)
型番 | EP-886A | EP-885A |
---|---|---|
外観 | ||
最高解像度 | 5760×1440dpi | 5760×1440dpi |
対応インク | カメ(KAM) | カメ(KAM) |
インク色数 | 6色染料 独立 | 6色染料 独立 |
対応するOS | WindowsXP・Vista非対応 | WindowsXP・Vistaも対応 |
パネル | 4.3型タッチ方式 | 4.3型タッチ方式 |
インターフェース | 無線LANのみ(有線LAN非対応) | 無線LANのみ(有線LAN非対応) |
給紙方式 | 前面トレイ2段・背面 | 前面トレイ2段・背面 |
給紙枚数 | A4…100枚 ハガキ…60枚 | A4…100枚 ハガキ…60枚 |
排紙トレイオープン | 〇 | 〇 |
自動電源ON | ○ | ○ |
自動両面印刷 | ○ | ○ |
レーベルプリント | ○ | ○ |
メモリーカード印刷 | ○ | ○ |
らくらくモード | ○ | × |
コピー・スキャナ | 1200×4800dpi | 1200×4800dpi |
自動電源ON | ○ | ○ |
ファクス・ADF | × | × |
印刷コスト(大容量) | 約24.8円 | 約24.8円 |
印刷コスト(標準) | 約31.5円 | 約31.5円 |
印刷速度(L判) | 13秒 | 13秒 |
横幅×奥行×高さ | 約349×340×142㎜ | 約349×340×142㎜ |
重さ | 約6.7㎏ | 約6.7㎏ |
EP-886AとEP-885Aのちがいは2つ
スペックの一覧表はほぼ同じで、印刷品質やスピードはまったく同じです。
要するに、下記のようなちがいが2つあるのみです。
- ちがい①⇒ 新モデルEP-886Aでは、対応できるOSが限定される。Windows7以降のOS(Windows7・8・10・11)
- ちがい②⇒ 新モデルEP-886Aでは、便利機能「らくらくモード」に対応する。
ちがい①に関して…対応できるOSがEP-886Aのほうが、少なく、Windows7以降の新しめのOSに限定されてしまうので、ここは注意が必要です。Windows XPやWindows Vistaのような古いパソコンを使用している方は、EP-885Aを購入するしかありません。
ちがい②に関して…「らくらくモード」とは、プリンターのホーム画面で優先的に使いたい機能を3つまで選択でき、操作画面を自分流にカスタマイズできる便利機能です。よく使う機能を初期画面に一つずつ登録するなど、初期画面からの操作を減らし、ショートカットができる機能です。たとえば、写真の印刷を頻繁に利用する人は、初期画面を変更し、写真印刷のアイコンを配置させることができるのです。多機能モデルのタッチパネルは、ボタン数が多くて意外とごちゃごちゃしているので、自分の使用したい機能だけをトップに配置し、操作のわずらわしさをなくたい人にはおすすめです。
まとめ
旧モデルEP-885Aは、古いOS(Windows XPやWindows Vista)にも対応しています。これらのOSはマイクロソフト社のサポートがすでに終了しているため、使用されている方はあまりいないと思いますが、もしXPやVistaを使っている場合は、旧モデルのEP-885Aを購入するしかありません。EP-885AのほうがOSの対応範囲が広いのを確認しておきましょう。最新のプリンターはOSの古いパソコンとつながらないことがあることに注意してプリンター選びをしましょう。簡便さ、および操作の快適さを求める方は、「らくらくモード」を新規搭載したEP-886A一択になるでしょう。
最近のプリンターに思うこと
EP-886AやEP-885Aはエプソンの売れ筋の家庭用モデルです。ここ数年はマイナーチェンジを繰り返しており、機種番号だけを更新しているような印象です。
本体も相変わらず三色(白・黒・赤)ラインナップで、ホワイトがマット(つや消し)、ブラック・レッドが光沢であるのも新旧に変化なしです。
しかし、現在の家庭用プリンターの最新機能はほぼすべて詰まっており、カラー写真は6色インクでとても美しく仕上がります(物価高騰の影響もありインクコストは高いですが…。そこは目をつぶりましょう。)。また、本体はサステイナブルに配慮した仕様(再生プラスチックなどのリサイクル素材を使用)になっているのがグッド評価です。
上記の2点に注意しながら自分に合ったほうを購入しましょう。
では、よきプリンターライフを。