MG7730は、2015年秋に前モデル・MG7530の後継機種として新登場のニューモデルだ。
だが、あまりにも変更点が少ないことから早々にマイナーチェンジじゃないか?って声が上がっている。
主な変更点は2点
①カラーラインナップが変更されたこと。
②インクに改良が加えられたこと。
※赤系統(マゼンタ)と黒の発色に深みが増し、印象的なニュアンスができるようになった。(色域の広がりで写真をより楽しめるようになった。)
※キヤノン公式HPより引用
以上2点。寸法もほぼ同じで旧モデルから目立った変更点はない。
前モデルのウリはパネルの直感的な操作感であったが、ニューモデルでもその機能を搭載。
下の動画で操作の滑らかさを感じてほしい。
MG7730をもう少し細かくウォッチしてみよう!
機能一覧を見てほしい。
MG7730 | |
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用紙 | L判~A4 |
L判写真1枚の印刷スピード | 約18秒…キヤノン光沢用紙使用時 |
インク | 6色独立型(染料+顔料) |
インク滴 | 最小1pl |
L判写真1枚当たりの印刷コスト | 大容量使用時:約15.8円(税別) 標準使用時:約22.6円(税別) |
解像度・画質 | 9,600×2,400dpi |
対応OS | Windows Mac OS X |
ネットワーク対応 | Wi-Fi(有線・無線LAN)・USB |
コピー | ○ |
ファクス・ADF | × |
スキャナ | ○ |
タッチパネル | ○…光によるインテリジェントタッチシステム |
液晶パネル | 3.5型TFT |
自動両面印刷 | ○ |
スマホプリント | ○ |
自動電源ON | ○ |
BD/CD/DVDレーベルプリント | ○ |
給紙方式 | 前面給紙(2段)普通紙…最大125枚 ハガキ…最大40枚 |
本体サイズ(横幅×奥行き×高さ) | 約435x370x148(mm) |
発売日 | 2015年9月 |
価格 | オープンプライス 参考価格3万2184円 |
その他 | NFC(PIXUS touch)対応 |
上記で述べたが、純正インクの改良によって、インクコストが微妙に高価になっている。
L判写真一枚あたりの印刷コストが15.5円→15.8円に。
この点を強調してマイナーチェンジとみる向きがあるようだが、MG7730の系統は元来カラープリント派のニーズを満たすモデルなのだから、インク表現力が豊かになったのは、よりニーズを満たせるモデルへと進化したとみるべきではなかろうか。
ブラック…顔料 文字をくっきりと仕上げるインクである
ブラック…染料 写真を美しく染めるインクである
マゼンタ…染料 マゼンタと、黒が改良された
シアン…染料
イエロー…染料
グレー…染料 空の色・肌色のニュアンスを豊かに表現する(以前のモデルから継承されたキヤノン独自のインク)
キヤノンの場合、上記の表のとおり黒インクが二種類の組み合わせ、書類も写真もどちらも美しく仕上げるインクシステムとなっていたが、それが以前からのグレーインクでいっそう豊かな表現力を獲得、そして今回、マゼンタと黒系統の強化により、さらなる進化をとげたわけだ。ここまでくればマニアをもうならせる領域か。
キヤノンのMGを冠するモデルは、もともとスマホとの相性が非常に良い機種だが、アプリの改良によって、クラウドから画像を選択、プリントする一連の過程がいっそうスムーズになっている点も見逃せない。
まとめ
確かに変更点は少ないが、地道にカラープリント派のニーズを満たすための進化の道程を歩み、とりわけインクの表現力はこれ以上ないところまできている。決してマイナーチェンジとは言い切れないのかもしれない。
MG7730の最安値は?
2015年9月27日現在、2万5279円とメーカー直販価格より数千円安く買える。1か月後も大して変わらず、全国最安値でも首都圏の家電量販店で2万5048円。Amazonで2万5200円、ノジマオンラインでもやはり2万5200円。それでも直販価格(3万2184円)よりは7000円程度安く購入できる。
その後、2016年3月29日(火)現在では、Amazonで1万4650円まで値崩れしている。
買い時と言えば買い時だろう。
MG7730 インク対応表 | |
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BCI-370(PGBK)-顔料 BCI-371(BK/C/M/Y/GY)-染料 【標準6色セット】 |
BCI-370XL(PGBK)-顔料 BCI-371XL(BK/C/M/Y/GY)-染料 【大容量6色セット】 |
L判写真一枚につき22.6円 コスパ★★★★★
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L判写真一枚につき15.8円 コスパ★★★★★
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参考価格…5370円 |
参考価格…7530円 |