PIXUS TS8330|旧モデルTS8230とのちがいは? 【たった1つの違い】
みなさん。こんにちわ。家電ライター&複合機マニアのジョニです。2019-20年モデルのTS8330と一代前のTS8230は、どこがちがうのでしょうか。
一見すると主な変更点は見られません。何が変わったのでしょうか?

TS8330のウリは本体デザインと言いたいところですが、前代モデルのTS8230と同一の外観なので、プレミアムで好評だった点は引き継がれたにすぎません。スペックも一覧すると同じなので一体何が変わったのかわかりません。
詳細を下の表で比較しますね。
(スマートフォンでは、左右にスクロールするか、
画面を横向きにすることで、表全体が見られます。)
TS8330/TS8230 比較 | ||
---|---|---|
型番 | TS8330 | TS8230 |
発売日 | 2019年9月 | 2018年9月 |
外観 | ![]() |
![]() |
用紙 | L判~A4 | L判~A4 |
インク | 6色 | 6色 |
対応インク | BCI-380+381
6色独立型(染料+顔料) |
BCI-380+381
6色独立型(染料+顔料) |
印刷コスト(L判一枚) | 約19.1円 (大容量インク使用) |
約19.1円 (大容量インク使用) |
印刷スピード(L判写真) | 約18秒 | 約18秒 |
印刷スピード (A4普通紙カラー) |
約10.0ipm | 約10.0ipm |
印刷スピード (A4普通紙モノクロ) |
約15.0ipm | 約15.0ipm |
解像度・画質 | 4,800×1,200dpi | 4,800×1,200dpi |
対応OS | Windows Mac OS X | Windows Mac OS X |
対応ネットワーク | Wi-Fi(無線LAN) ※有線LANは非対応 |
Wi-Fi(無線LAN) ※有線LANは非対応 |
コピー | ○ | ○ |
ファクス・ADF | × | × |
スキャナ | ○ 2400dpi CIS | ○ 2400dpi CIS |
パネル | 4.3型TFT液晶 タッチ方式 | 4.3型TFT液晶 タッチ方式 |
自動両面印刷 | ○ | ○ |
スマホプリント | ○ | ○ |
メモリーカード印刷 | ○ SDカードのみ | ○ SDカードのみ |
PIXUS クラウドリンク | ○ | ○ |
自動電源ON | ○ | ○ |
手書きナビ | ○ | ○ |
BD/CD/DVDレーベルプリント | ○ | ○ |
カメラダイレクト | ○(Wi-Fi) | ○(Wi-Fi) |
給紙方式 | 前面と背面の2way方式 | 前面と背面の2way方式 |
給紙枚数 | 前面…普通紙100枚
背面…普通紙100枚・ハガキ40枚 |
前面…普通紙100枚
背面…普通紙100枚・ハガキ40枚 |
スマートトレイ | ○ 排紙トレイ自動伸縮 | ○ 排紙トレイ自動伸縮 |
本体サイズ(横幅×奥行き×高さ) | 約373×319×140(mm) | 約373×319×140(mm) |
本体重さ | 6.6㎏ | 6.6㎏ |
…比較スペック表を見る範囲では、ちがいが一つも見られません(汗)。
結局TS8330とは何なのか?
上記スペック表からわかるように、まったくの同一モデルです。違うのは型番のみです。
2018年度秋のモデルチェンジの時は、外観が洗練されたり、新しいおもしろ印刷機能がスマホアプリ連動で作られたりしましたが、今年は外観まで同一です。もはやマイナーチェンジとさえ呼べない変更ならぬ変更で、型番のみを変更し新商品が出たという体裁をととのえたにすぎません。
やはりプレミアム限定カラーを一色出すなどの目玉が欲しいと思います。プリンターはこれ以上スペックを上げられない状況なのかもしれませんが、何も目玉がなければユーザーはがっかり、失望してしまうでしょう。TS8230にモデルチェンジした時には、ネイルシールプリントという印刷バリエーションが加わったのですが、今年は何か新しい企画はないのでしょうか?
上記の状況をふまえユーザーはどうするべきか?
TS8230は発売より一年経過しているので、発売されて間もないTS8330よりは1万円前後で安く本体を購入できます。値動きの予想としては2019年末~2020年の年明けくらいまではTS8230がはるかにお買い得です。それ以降は旧モデルの在庫が徐々に少なくなっていきますので、旧モデルの値段はかえって上がりますので、年末年始が買い時といえます。
繰り返しになりますが、ちがうのは型番のみなのでその時々の新旧モデルの価格を比較したうえで、お得なモデルを購入するようにしましょう。なお、どちらを購入しようともインクコストを安くできる互換品はすでに市場に出そろっていますので、インクコストを1/2程度におさえるのは可能です。おすすめはインク革命の互換インクです。
では、快適なプリンターライフを。