brother工業の、DCP-J987N(DCP-J987N-W)とDCP-J982Nのちがいについて調べてみました。

DCP-J987Nは、比較的安価で使い勝手のよい4色カラーの人気のモデルですが、前モデルのDCP-J982Nとどこがちがうのかを調べてみました。

比較の対象とされやすいのは、キヤノンのTS8430、エプソンのEP-883Aなどですが、DCP-J987NにはADFが付いおり、スキャン時の利便性が高く、PDFを作成する時の手間が大幅に省けることや、20枚までオートで連続コピーできるところが大きなメリットと言えます。
また、インクは4色と少ないのですが、顔料インクと染料インクを組み合わせて使用するので、書類と写真のどちらもきれいに仕上がるメリットがあります。染料インクのみの場合だと、写真はかなり美しく仕上がりますが、文字印刷にシャープ感がなく、生ぬるい印刷結果になるデメリットがあります。
brother インクジェット複合機 DCP-J987N-W
(スマートフォンでは、左右にスクロールするか、
画面を横向きにすることで、表全体が見られます。)
型番 | DCP-J987N | DCP-J982N |
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外観
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最高解像度 | 6000dpi | 6000dpi |
インク色数 | 4色独立(顔料+染料) | 4色独立(顔料+染料) |
対応インク | LC3111 | LC3111 |
パネル | 2.7型タッチ方式 | 2.7型タッチ方式 |
インターフェース | 有線LAN・無線LAN | 有線LAN・無線LAN |
給紙方式 | 前面トレイ2段・背面トレイ有 | 前面トレイ2段・背面トレイ有 |
給紙枚数 | 【前面上段】
(例)ハガキ・L判…20枚 【前面下段】 (例)A4普通紙…100枚 |
【前面上段】
(例)ハガキ・L判…20枚 【前面下段】 (例)A4普通紙…100枚 |
自動電源ON | × | × |
自動両面印刷 | ○ | ○ |
レーベルプリント | ○ | ○ |
ダイレクトプリント | USB…〇 メモリーカード…〇 | USB…〇 メモリーカード…〇 |
コピー・スキャナ | 〇 | 〇 |
ファクス | × | × |
ADF | 〇 | 〇 |
印刷コスト(文書) | 8.4円(カラー)
2.7円(モノクロ) |
8.4円(カラー)
2.7円(モノクロ) |
印刷速度(普通紙) | 10ipm(カラー)
12ipm(モノクロ) |
10ipm(カラー)
12ipm(モノクロ) |
印刷コスト(L判) | 約18.6円 | 約18.6円 |
印刷速度(L判) | 14秒 | 14秒 |
横幅×奥行×高さ | 約400×341×172㎜ | 約400×341×172㎜ |
重さ | 約8.6㎏ | 約8.6㎏ |
本体カラー | ホワイトのみ | ブラック・ホワイト |
赤字の部分が、大きく異なるところです。

ちがうのは色だけってこと!?
まとめ DCP-J987NとDCP-J982Nは同一のモデルだった。
以上から、基本スペックは同等で、両モデルは同一のモデルであることがわかります。
異なる点といえばカラーラインナップにブラックが含まれるかの1点のみでした。
昨今のプリンター事情から致し方ないのかもしれないのですが、スペック面においては部分的な変更もないようです。
「本体カラーはブラックがいい!」という方はさておき、2021年の年明けの時点のAmazonでは、
新モデルのDCP-J987Nのほうが1万8000円程度、旧モデルのDCP-J982Nは、在庫が少なくなっているのかかえって値段が吊り上がって2万5000円程度。新モデルと数千円の価格差が生じています。
DCP-J987Nには、本体カラーラインナップがホワイトしかありませんが、迷わずに新モデルを購入するのをおすすめします。

では、快適なプリンターライフを。
brother インクジェット複合機 DCP-J987N-W