みなさん、こんにちわ~。家電ライター&複合機マニアのジョニです。
DCP-J988Nは、DCP-J987Nとどこがちがうのかを調べてみました。外観は似ているようにも見えるのですが、結論から述べるなら、両モデルには相当大きな差異があります!
まずは、DCP-J988Nの本体右下に見える、巨大なスロットに注目しておきましょう。下の基本スペック比較表をご覧ください。
(スマートフォンでは、左右にスクロールするか、
画面を横向きにすることで、表全体が見られます。)
型番 | DCP-J988N | DCP-J987N |
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外観
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最高解像度 | 6000dpi | 6000dpi |
インク色数 | 4色独立(顔料+染料) | 4色独立(顔料+染料) |
対応インク | LC3135 | LC3111 |
パネル | 2.7型タッチ方式 | 2.7型タッチ方式 |
インターフェース | 有線LAN・無線LAN | 有線LAN・無線LAN |
給紙方式 | 前面トレイ1段・背面トレイ有 | 前面トレイ2段・背面トレイ有 |
給紙枚数 | A4普通紙最大150枚
ハガキ最大50枚
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【前面上段】
(例)ハガキ・L判…最大20枚 【前面下段】 (例)A4普通紙…最大100枚 |
自動電源ON | × | × |
自動両面印刷 | ○ | ○ |
レーベルプリント | × | ○ |
ダイレクトプリント | USB…〇 メモリーカード…〇 | USB…〇 メモリーカード…〇 |
コピー・スキャナ | 〇 | 〇 |
ファクス | × | × |
ADF | 〇(20枚) | 〇(20枚) |
印刷コスト(文書) | 3.7円(カラー)
0.7円(モノクロ) |
8.4円(カラー)
2.7円(モノクロ) |
印刷速度(普通紙) | 10ipm(カラー)
12ipm(モノクロ) |
10ipm(カラー)
12ipm(モノクロ) |
印刷コスト(L判) | 約10.0円 | 約18.6円 |
印刷速度(L判) | 14秒 | 14秒 |
横幅×奥行×高さ | 約435×341×195㎜ | 約400×341×172㎜ |
重さ | 約8.7㎏ | 約8.6㎏ |
特記事項 | ファーストタンク | 標準モデル |
何点か違いが確認できますが、決定的な違いは、黄色のマーカー部にあります。
DCP-J988Nの「ファーストタンク」って、なに???
DCP-J988NとDCP-J987Nには大きな差がある
DCP-J988NとDCP-J987Nは、一見似ていますが、「ファーストタンク」と「標準モデル」という顕著な差異があります。型番が続き番号になっているためか、上位モデルと下位モデルというランキング的な関係で相互のポジションをとらえてしまうと思いますが、プリンターカテゴリーの異なるモデルと言えます。それゆえ、自分の使用目的に合ったモデルを選択することが必要です。
「ファーストタンク」は、超大容量のインクを格納できる巨大スロットがあり、1回の交換で1年インクが持続する(1ヵ月あたりA4判のカラー印刷を300枚行った場合)ため、インクコスパが抜群によく、インク代を大幅節約することが可能です。電気代や紙代はかかりますが、インク代を気にしないでどんどん好きなだけ印刷することが可能です。
さらには、超大容量インクを搭載可能になったことに伴い、パネル画面を見ながらあと何枚程度印刷できるのかを把握することができます。購入時に本体+インク1年分の初期投資は必要になりますが、その後1年はプリンターに関する諸費用は紙代と電気代を除き発生しないことになります。
一方のDCP-J987Nは、本体価格が低いため、初期投資はおさえられますが、定期的なインク交換が必要でその度数千円のまとまった費用がかかります。DCP-J988Nにないメリットは、レーベルプリントができるところでしょうか。
DCP-J988Nは、前面トレイが1段であったり、レーベルプリントはできなかったりと、DCP-987Nに劣っている点はいくつかありますが、DCP-988Nのほうがインク代がはるかにお得なので、ジョニからはDCP-988Nがおすすめです。
では、快適なプリンターライフを。