MG7530は、2014年秋ニューリリースの人気モデルである。クリスマスも年賀状の時期も大人気の売れ筋路線を突っ走っている。
で、プリンターを選ぶ時、カタログ末尾のスペック一覧を眺めていても、何も解決にならないことが多い。自分がプリンターに求めるものは何かを決めることが大切なので、選択の要となるポイントのみをレビューしたい。
MG7530のウリはカラープリント
MG7530のウリは、キヤノンの中では最もカラープリント・写真に強いモデルであるという一点に尽きる。
インクシステムが6色ハイブリッドで、人肌も空の色の微妙さをも表現するグレーインクを搭載しているためだ。
エプソンの最新モデルもやはり6色インクシステムを採用しているが、こちらは、基本4色にライトシアンとライトマゼンタを追加して、いっそう写真を美しく仕上げるシステムだ。
で、どちらがいいのか? という話になるが、ほぼ印刷する対象がどうであるかで、優劣がまちまちなので、残念ながらどちらが、という判定は管理人・ジョニーの中でもまだ結論は出ていない。(すみません。)
しかし、一点、購入時の分かれ目となる事実を指摘することはできる。
キヤノンの6色インクの内訳には、w黒といって、通常の顔料の黒インクに加え、写真に強い染料の黒インクを採用しているため、書類までも黒のダブル効果で美しく仕上がるのだ。
エプソンは、すべて染料インクなので、写真はキヤノンに勝るとも劣らずで美しいものの、書類は青っぽく、ぬる~い感じの印刷結果となってしまうのだ。EP977A3やEP807Aなど売れ筋モデルも、すべて染料インクのみに頼る6色システムだから、実は、書類やレポートにはあまり強くない。この点をしっかりと頭に入れ、自己ニーズに見合ったモデル選択をされたい。
MG7530の最近のお値段価格は?
MG7530は昨年秋の発売直後は2万円台だったのが、徐々に下降、2015年4月18日(土)現在ではAmazonで1万5000円台まで落ち着いてきている。
OR・BK・WHの間では大差なく、その値段だが特別カラーのPIXUS Atelierのエクリエベージュは本社の在庫が少なくなっていることから2万円台まで再び上昇している模様。