耐久性の高いプリンターは? 2016年下半期
プリンターは長く使いたい。プリンターの耐用年数は3年前後と言われているが、実際はもっと短く、
少なくとも数年の内に二度三度とトラブルはついて回るものだ。
そう、プリンターは消耗品なのである。
で、この記事では本体それ自体の耐久性能が高い印刷機を求めるならば、
ビジネスタイプのインクジェットが良いにちがいない。
ここでは、「耐久性」をテーマに長持ちするおすすめプリンターをメーカー問わず列挙してみたい。
エプソン PX-M5041F
耐久性能を表す具体的数値として、印刷可能枚数が6万枚である。
スモールオフィスの大量印刷に耐えられるような設計なので、家庭用のプリンターより少し高いが、耐久性能は段違いであろう。
PX-M5041Fは耐久性が高いだけではない。長く使えるだけの印刷機ではないのだ。
ビジネスインクジェットの水準を超えた解像度の高い文字印刷が可能であるし、スマホとの連携作業やインターフェースは家庭用モデルに引けをとらない。キヤノンの家庭用のフラッグシップ機・MG7730と比べても遜色なくかなり充実している。(ただしNFCは非対応。)
本体前面に可動式のチルトパネルを採用。タッチパネルとリアルボタンの混合型なので両者のメリットを併せ持つ。用紙はL判やA4・B5はもちろん。B4・A3・A3ノビまであらゆるサイズに対応する。
外観はビジネスモデルっぽいが、著者の経験から、耐久性重視なら家庭用として大いに重宝するであろう。ただし、耐久性よりカラープリントの美しさを重視するなら、MG7730(もしくはMG6930)の家庭用モデルが良いだろう。
エプソン PX-1700F
同じくエプソンになるが、PX-1700Fも高い耐久性を誇る。メーカー公表の数値は5万枚である。印刷の解像度と耐久性、操作性はPX-M5041Fにやや劣るが、ビジネスインクジェットとして見るなら長い目で重宝できる秀逸なモデルだ。
より家庭用モデルに近い水準で耐久性と共に求める方は、上記のPX-M5041Fがよいだろう。PX-1700FはPX-M5041Fの一代前のモデルなので、給紙枚数など基本スペックはおなじであるが、PX-1700Fの選択の余地があるとすれば、大きさをカバーして余りある洗練されたデザインであろう。ADFの天板がフラットに折りたためるので、一時的な物置き台としても使用できる。
キヤノン MAXIFY MB5330
2014年に立ち上げられたキヤノンのニューブランド・MAXIFY(マキシファイ)のフラッグシップ機。新開発のインクで圧倒的なコストパフォーマンスを誇るのと、ビジネスに求められる耐久性・生産性、消費電力の低減が最大のウリ。具体的な耐久枚数がメーカーから公表されていないので、エプソンの上位2モデルと比較不能だが、印刷用紙がA4までに限定される点などから、3位とした。
上位のベスト3を紹介しました。
別記事でプリンター耐久性2017上半期もまとめています。ぜひ参考にしてくださいね。
