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【暴露】TS8530とTS8430のちがいは!?|2021‐22モデル比較

家電ライターのジョニです。TS8530とTS8430の違いについて、専門的でわずらわしい説明を省き、購入時に重要なポイントに絞って解説しています。
PIXUS TS8530

PIXUS TS8430

 

PIXUS TS8530|旧モデルTS8430との違いって!?

みなさん。こんにちわ。家電ライター&複合機マニアのジョニです。

2021-22年モデルのTS8530と一代前のTS8430では、まず外観が異なりますね。

購入するときのポイントになる2つの主なちがいについてレビューしてみました。

 

TS8530とTS8430のどちらにするのか、購入時に検討するべきポイントは2点にしぼられます

 

カラーラインナップは黒・白・赤の3色ですが、フォルムが丸みを帯びているところがTS8430と異なっており、ずいぶん変わった感のある印象を受けます。

で、肝心な中身はどうなのでしょうか。スペック比較をしてざーっと見てみましょう。

 

(スマートフォンでは指で左右にスクロール、または画面を横向きにしていただくことで表全体が見られます。)

 

TS8530/TS8430 比較
型番 TS8530 TS8430
発売日 2021年11月 2020年8月
外観
用紙 L判~A4 L判~A4
インク 6色 6色
対応インク BCI-331+330

6色独立型(染料+顔料)

BCI-380+381

6色独立型(染料+顔料)

印刷コスト(L判写真) 約22.1円
(税込・大容量インク使用)
約19.9円
(税込・大容量インク使用)
印刷スピード(L判写真) 約16秒 約18秒
印刷スピード
(A4普通紙カラー)
約10.0ipm 約10.0ipm
印刷スピード
(A4普通紙モノクロ)
約15.0ipm 約15.0ipm
解像度・画質 4,800×1,200dpi 4,800×1,200dpi
対応OS Windows  Mac OS X Windows  Mac OS X
対応ネットワーク Wi-Fi(無線LAN)
※有線LANは非対応
Wi-Fi(無線LAN)
※有線LANは非対応
コピー
ファクス・ADF × ×
スキャナ ○ 2400dpi CIS ○ 2400dpi CIS
パネル 4.3型TFT液晶 タッチ方式 4.3型TFT液晶 タッチ方式
自動両面印刷
スマホプリント
メモリーカード印刷 ○ SDカードのみ ○ SDカードのみ
PIXUS クラウドリンク
自動電源ON
手書きナビ
BD/CD/DVDレーベルプリント
カメラダイレクト ○(Wi-Fi) ○(Wi-Fi)
給紙方式 前面と背面の2way方式 前面と背面の2way方式
給紙枚数 前面…普通紙100枚

背面…普通紙100枚・ハガキ40枚

前面…普通紙100枚

背面…普通紙100枚・ハガキ40枚

スマートトレイ ○ 排紙トレイ自動伸縮 ○ 排紙トレイ自動伸縮
本体サイズ(横幅×奥行き×高さ) 約372×345×142(mm) 約373×319×140(mm)
本体重さ 6.6㎏ 6.6㎏

目立ったちがいはインクの型番のみでした。

インク型番が、BCI-380+381→BCI-330+331に変更されているのは、互換インクが多数のサードパーティーから発売されているので、それらをいったん排除するためだと思われます。互換インクが市場に多数出回っている状況では、純正インクの売上げが激減してしまうことから、キヤノンが防衛行動に出たのでしょう。

TS8530とTS8430のインクコストに微妙な差がありますが、100枚L判カラー写真を印刷したとき、約2210円―約1990円=約220円の差でしかないので、よほどのヘビーユーザーでなければ実感できる差ではないでしょう。また、印刷スピードはわずかにTS8530 のほうが速めです。

 

 

 

TS8530とTS8430はほぼ同じモデル

真実暴露します

TS8530とTS8430はほぼ同じモデル。外見とインクの型番が異なるだけで大きな変化は見られませんでした。

 

キヤノンの家庭用モデルで最も売れ筋にあるTSシリーズの歴史を振り返ると、TS8230(2018年)、TS8330(2019年)、そしてTS8430(2020年)とスペックはほぼ同じ、外観もカラーラインナップも同じままです。使用するインクカートリッジも変わらないまま数年推移してきました。しかしこれではまずいと思ったのか、2021年のTS8530 では本体のデザインを変更してきました。大人の事情からインクの型番が変更されています。

繰り返しになりますが、インクの型番変更は多くの場合、市場に出回る互換インクの排除を意図したものであり、メーカー側の防衛策であるため、型番は異なるもののその実には大差がないものです。念のためキヤノンの公式HPで確認してみましたが、発色の改良点などは特に謳われていないようです。

 

購入するときのポイントは2つ

①デザインの好みは?

②互換インクの使用予定はあるか?

互換インクとは?

他社から発売されている安価なインクのことです。キヤノンの純正インクに比べると発色はやや劣りますが、インク革命やインクのチップスなど互換インク専門の優良メーカーでは純正に近いクオリティが得られ、かつ純正の1/2程度のコスパが得られるお得なインクです。中には粗悪なインクも出回っているので互換インクの選択には注意が必要です。

①の本体デザインは、個人の好みの問題ですね。ポイントは②のコスト面です。

新モデルのTS8530では互換インク(ICチップ付カートリッジのタイプ)が2021年11月の段階では未発売です。互換インクメーカーが互換インクをリリースするまで半年、長い場合だと1年以上かかるため、その期間は互換インクが使えません。

つまり、純正インクの画質までは求めず、印刷コストをおさえながら写真をどんどん楽しみたい方は、前モデルのTS8430を購入するのがいいと思います。(互換インクは、インク革命やインクのチップスなどで純正インクの1/2程度のコストで発売されており、画質もそこそこに美しいプリントが可能です。)

さらにもう一点。TS8430は発売から1年以上経過しています。Amazonや各家電量販店では値崩れが進行しているため、年末年始くらいであれば、最新モデルのTS8530より数千円程度安く購入できる(価格は時期により変動します)ことがありますので、この点も考慮しておきましょう。

TS8430は、できるだけコストをおさえてカラープリントをたくさん楽しみたい方に向いているモデルといえます

前モデルのTS8430もネイルプリントに対応している。

TS8530とTS8430はほぼ同じモデルだが、細微なちがいも

その他、TS8530ではホーム画面に「かんたんモード」との切り替えができるようになったり、スマホとの連携が密になったりしていますが、こういった細微なファンクションまであったほうが嬉しい人は、最新モデルTS8530を購入してみてもよいかもしれません

TS8530に新規搭載された機能。標準モードでも十分直感的操作が可能であるが、「かんたんモード」では、機能を必要最小限にしぼった動作ができる。機械の苦手な人やお年寄りに向いている。

 

では、快適なプリンターライフを。

 

 

 

 

 

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