

TS6030とMG5730は、それぞれ2016年と2015年のミドルモデル(3番手モデル)です。
上位モデルはインクカラーが6色に対して、1色減って5色になる(グレーインクの省略)など、カラープリントの表現力が若干おとるが、必要な基本スペックがそろっているため、本体をお手軽な値段で購入できるのが魅力である。プリンター初心者におすすめのモデル。2016年/15年モデル共にインクと解像度は同等で、印刷結果はまったく同じです。主なちがいは、本体デザインやタッチパネルにあります。
TS6030とMG5730のちがいは、本体デザインとタッチパネルその他です。

TS6030とMG5730の3つのちがい
TS6030には新採用のインテリアなデザインが
TS6030キューブ型のデザインが採用され、インテリアとして楽しめる。一方のMG5730は標準的なプリンターデザインですが、カラーラインナップは3色から選べます。ブラックシルバーのカラーは個性的。

MG5730にはタッチパネルがない
次に目に留まるのはタッチパネルの有無。TS6030の前面パネルには3.0型タッチパネルが搭載されています。2016年のラインナップでは、3番手のモデルまでタッチパネルが採用されるようになりました。昨年は2番手モデルまでだったため、MG5730はボタン式の2.5型のパネルに。もう一点は、前面のパネルが90°手動でスムーズに動かせるので、こういう点がいいなあと思う人はTS6030をおすすめしたいです。

TS6030のほうが印刷スピードがやや速い
TS6030では、L判写真の印刷速度が約33秒に短縮。MG5730は約36秒。そして普通紙で文書を印刷する場合の速度では、カラーでは約10.0ipmと約9.0ipmのちがい。モノクロでは、約15.0ipmと約12.6ipmの差です。ipmとは数値が高いほど速度が速いのを意味します。
TS6030 | MG5730 | |
---|---|---|
L判写真 | 約33秒 | 約36秒 |
カラー文書 | 約10.0ipm | 約9.0ipm |
モノクロ文書 | 約15.0ipm | 約12.6ipm |
まとめ
TS6030とMG5730の主な違いは本体デザインとタッチパネル、それと印刷スピードでした。さらにもう一点追加するなら、TS6030には背面トレイが新しく採用された点でしょうか。TS6030のほうが、デザインも操作性もよいのでおすすめです。